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欧州最大不動産ファンドのモーリー、日本市場に進出へ

欧州の大手不動産運用会社、モーリー・ファンド・マネジメントは、日本を中心とするアジアの不動産市場に本格的に進出する。今後4年間に日本市場で50億ドル(約5900億円)、中国やインドなど日本以外のアジア市場で50億ドルを投資する。日本ではと業務提携し、オフィスビルなど全国の不動産に投資していく。
同社幹部がロイターに明らかにした。26日午前に東京で正式発表する。

日本の不動産市場についてモーリーの資産戦略/間接投資担当ディレクター、ニック・マンズレー氏は「景気回復を支えに賃料が今後も上昇する」と予想しており、同社の顧客である欧州機関投資家にとって魅力的な投資対象とみている。「期待リターンの観点から日本は欧米に比べて投資妙味が大きい」(マンズレー氏)という。

投資の第一段階としてアジア市場全体で20億ドル(約2370億円)を投入する計画で、同社が重点市場と位置づける日本に10億ドルを投入する。さらに、この半分の5億ドルについて、提携相手の三菱UFJ信託と設立する合弁会社を通じて投資を行う方針。

幅広い不動産を投資対象とする予定だが、中心はオフィスビルになる見通し。東京都心では不動産価格が上昇し、外資系不動産ファンドや国内で上場している不動産投資信託(REIT)による物件の取得合戦も激化しているため、地方都市など東京以外の物件にも注目していく。
<中国やインドでも合弁や提携を模索>
モーリーは他のアジア市場についても複数の合弁事業や業務提携に向けた交渉を進めており、現地のパートナーを通じて投資を本格化する。
同社の不動産部門マネージング・ディレクターであるイーアン・ウーマック氏は「アジア市場についての広範な調査の結果、今こそこの市場への投資を強化すべきだと確信した」と指摘。「3年前の欧州市場と類似しており、アジアでの不動産投資に大きな期待をしている」と述べた。

モーリーは日本、中国、インド、韓国において既に総額4億3000万ドル(約510億円)の不動産投資を行っているが、今回の決定で投資を本格化する。当面は日本に拠点を設ける計画はないが、今月初めにシンガポールにオフィスを設置しており、ファンド・マネージャーとアナリストが駐在する。

同社は英保険最大手のアヴィヴァ・ピー・エル・シー・グループの資産運用子会社で、英国が本拠地。世界で総額3300億ドル(約39兆円)の資産を運用しており、不動産投資部門がその約18%を運用している。ここ数年で欧州を中心に不動産事業を急拡大している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070426-00000247-reu-bus_all

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