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損保代理店の改革加速 三井住友海上、質向上へ評価制度

損害保険会社が、販売代理店の再編、サービス改善を目指した改革を加速している。統廃合による代理店の規模拡大に加え、保険金不払いなどの不祥事を教訓にして代理店の評価・教育制度も強化。三井住友海上火災保険(本社:東京都中央区)は今年度から、業務やサービスの向上度合いを代理店の評価指標に加えた。保険代理店は横並びから品質競争の時代へと変わりつつある。

◆進む統廃合

損保の代理店は過去10年間で大幅減少した。日本損害保険協会のまとめでは、ピーク時(平成8年度末)の約62万店が、損保合併が相次いだ13年度末の約34万店まで急減。その後も統廃合が進み、17年度末には約26万店に縮小している。

統廃合が進んだといっても、代理店の多くは収益力の低い小規模店がほとんどだ。

今年12月末には銀行窓口での保険商品販売が全面解禁され、販売チャンネル間の競合も激化することもあって、損保各社は営業態勢、要員が一定水準以上の「中核代理店」への再編の動きを進めている。

このため、19年3月末で、東京海上日動火災保険(本社:東京都千代田区)など大手6社の代理店は前年同期比で約1万4000店減少。各社はさらなる統廃合を進める方針を示しており、代理店の減少傾向は今後も続く見通しだ。

 ◆指導も徹底

一方で保険金不払いなどの問題を契機に、代理店の質の向上を目指す動きも進んでいる。

三井住友海上は今年度から、代理店の評価基準に「1年間でどれだけ業務レベルを向上させたか」という基準を加えた。具体的には、保険加入時から証券が届くまでの平均日数、全保険の満期を迎えた契約のうち1年間継続した件数が占める割合など、17項目の新指標を導入。その年度の達成度合いに応じて、次年度の手数料が変わる仕組みだ。

損害保険ジャパン(本社:東京都新宿区)は4月、代理店教育に特化した子会社を設置。日本興亜損害保険(本社:東京都千代田区)も14年に、小規模代理店を教育する専門部署を全国50カ所に設けている。

保険業界では、今年4月から加入時に顧客の保険ニーズを確認する意向確認制度が導入され、顧客への説明の徹底が求められる。顧客にとっての窓口となる損保代理店についても、一層の質の向上が求められそうだ。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070612-00000011-san-bus_all

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