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証券取引等監視委員会 告発課徴金27件、最悪 18事務年度
ネット取引で広域化?
証券取引等監視委員会(東京都千代田区 金融庁内)が31日公表した平成18事務年度(18年7月〜19年6月)の活動状況によると、証券取引法違反などによる地検への告発は13件、インサイダー取引や虚偽記載による課徴金納付勧告は14件だった。また、証券検査は209社を終了、うち142社で問題があった。いずれも平成4年の監視委発足以来、15年間で最高の件数となった。
監視委では、17年4月に導入された課徴金制度の定着やインターネット取引の浸透などが増加要因とみており、引き続き市場監視態勢の強化に取り組む方針だ。
課徴金納付勧告は、17事務年度の9件から1・5倍に増加。開示書類に関して初の勧告が行われ、中でも日興コーディアルグループに対して過去最高の5億円の課徴金を勧告し、企業財務の開示に関する社会的関心が高まる契機となった。
一方、証取法違反の告発では、札幌や秋田といった地方都市在住者の関与など、地域的な広がりが特徴。カネボウの粉飾決算やライブドアグループ事件など大型事案が相次いだ17事務年度から一転して、個人による不正取引が増えた。また、市場のボーダーレス化が進み、監視委が不正を把握して、香港や英国の規制当局が処分した事例も2件あった。
9月末には金融商品取引法の完全施行に伴って投資ファンドなども新たに監視対象となる。金融商品の高度化、複雑化が加速しており、監視委では、(1)反社会的勢力の関与(2)個人投資家の増加による市場参加者の知識の偏り(3)株価上昇による上場会社、証券会社の規律のゆるみ−などの懸念材料を指摘する。
金融庁は20年度の概算要求で監視委に80人の増員を要望。すでに、19年度には、地方の財務局を含め発足当初の202人から609人に定員が3倍に増えた。今後は、さらに態勢強化を図るとともに、海外当局との連携などで監視機能の充実を図る構えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070831-00000092-san-bus_all
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070831-00000009-fsi-bus_all
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070831-00000001-jij-pol
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