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銀行もバリアフリー化 音声案内付きATM拡大

大手銀行が、視覚障害者に対応したATM(現金自動預払機)の設置を増やすなど、誰にでも利用しやすいバリアフリーの店舗作りに、そろって力を入れている。再編に伴い店舗の統廃合を進めてきた各行だが、不良債権処理が峠を越し業績も回復基調にある。リテール(個人・小口顧客取引)分野での競争が激化する中で“選ばれる銀行”を目指し、使いやすい店舗作りを競い合っている。

三井住友銀行(本店:東京都千代田区)は今年度中に有人・無人合わせて1258店舗のすべてに音声ガイダンスの流れる視覚障害者対応のATMを導入することを決めた。2007年3月末時点で1190店舗に設置済みだが、これを全店に広げることでバリアフリー化を推進する。

視覚障害者対応のATMは、画面脇に設置された受話器を使用して「出金なら1を、預け入れなら2を…」といった音声案内に従って受話器に付いたボタンを操作する。

入出金額なども受話器のボタンで入力。音声取引中は金額などが画面には表示されず、音声だけで伝えられる仕組みだ。

三井住友銀行では、点字ブロックや車椅子(いす)用のスロープなども順次、各店舗に設けてバリアフリーを進める考えだ。昨年にはバリアフリーのモデル店として茅ケ崎(ちがさき)支店(神奈川県茅ケ崎市)を開設。トイレやエレベーターを車椅子対応にしている。

一方、みずほ銀行(本店:東京都千代田区)は「障害の有無にかかわらず、誰にでも利用しやすい銀行」を目指し、05年11月にバリアフリー化を推進するプロジェクトを開始した。07年3月末時点で418の有人店舗のうち406店で視覚障害者対応ATMを設置。車椅子使用者用の駐車場やエレベーター、トイレなどの設置も進めている。

また、障害者や高齢者といった配慮が必要な顧客への接客対応をまとめたマニュアルを営業店の全従業員に配布。マニュアルとビデオを使った研修で接客の向上を目指している。

このほか、三菱東京UFJ銀行(本店:東京都千代田区)は有人店舗約700店のすべて、りそな銀行(本店:大阪府大阪市中央区)も有人店舗約300店のすべてに視覚障害者対応ATMを設置している。

また、りそな銀行は耳の不自由な人や日本語が話せない外国人のために、両替や口座開設といった目的を絵で指し示せる「コミュニケーションボード」を全店舗に配置している。

公共性が高い銀行は、店舗の利便性が常に求められる。また、各行は差別化にもつながるとしてバリアフリー化に積極的に取り組んでいる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070906-00000000-fsi-bus_all

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